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音楽とアロマのコーディネーター「増田久美子」 取材文掲載 サンケイ新聞夕刊「創人たち」vol.12 〜花には花の音があり、春には春の匂いがある。〜 取材・文=村上美香 写真=須佐光浩 |
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サンケイ新聞夕刊コラム『創人たち』 12回目 花には花の音があり、春には春の匂いがある。 音楽とアロマのコーディネーター / 増田久美子 (ますだ くみこ) おおきなお腹をよっこらしょ・・・初々しい妊婦さんが旦那様にささえられて教室に入ってくる。20代前半ぐらいかな?あちらのロングヘアの女性は、30代半ばかしら。娘を連れ添う、お母さんらしき方もいらっしゃる。今日の講演テーマは「妊婦のためのアロマテラピー&癒しの音楽」。10月10日の不安を抱えた妊婦さんに増田久美子さんは、自分の出産経験を重ねあわせながら、やさしく語りかけている。「美しいものを美しいと感じる心、きれいなものをきれいねと気づく心・・・そんな母体の感性は、赤ちゃんにそのまま伝わります」。お腹の赤ちゃんにとって、母親のからだは青い地球のようなもの。大自然を前に私たちが感じる、大きな安らぎや、豊かさを、母親がいっぱいに深吸収して、それを、赤ちゃんに教えてあげてね、ということなんだろう。その日の講演では、まず、妊娠中のイライラや不安を和らげる香りや、楽しい気分になる香りなど、さまざまなアロマが紹介され、その後、小さな演奏会が開かれた。私も妊婦さんに交じって、目を瞑り、耳を澄ましてみる。すると、覚えのある前奏が聞えてきた。懐かしいピアノ。小学校の音楽室を思い出していた。曲名は「花」。コーラスの大好きだった先生に誘われてピアノを練習してたっけ。春のうららの隅田川。故郷を離れてからは、春を感じる時間も、場所も、変わってしまったけど、増田さんは「都会で生まれた子供たちにも、豊かな感性を養ってあげることは出きるはず」と強く言う。たとえば高層ビルの窓の遠くに落ちる大きな夕陽、電車から見えるまんまるの月、道端に咲く小さな野花・・・仕事の途中でも、家事の途中でもふと手を止め、そこにある美しさに気づき、それを愛でる心の余裕を持ちたいもの。「私は田舎育ち。あの頃、たとえば雪が降れば、雪の音を感じていたし、春風が吹けば、花の匂いを感じていました。そこにはピアノよりも多くの音があり、クレパスの色よりも多くの色があった。今の子供たちは、自然の音や匂いを知らないままに育つのかもしれない。それが、大人でさえも忘れかけているものならば、私はもう一度、それに気づくチャンスをつくってあげたいのです」。帰り道、ふと足を止めると、あちこちで春がここよ、ここよと顔を出していた。(フリーライター 村上美香 188.j p) プロフィール 武蔵野音楽大学器楽学部ピアノ専攻科卒。鈴木洋氏、徳岡房子氏に師事。平成3年RKidsアカデミー音楽研究会を設立。音楽療法を軸に産科領域での音楽の効用を研究。92年、東京、93年、大阪にて胎教コンサートを企画・演奏し、新聞、TVなどでも紹介される。99年、不妊カウンセリング養成講座にて講師をつとめる。2000年「ヒーリング&リラクゼーション」ブリランテを設立。関西を中心に医療機関、福祉施設、企業などで「音楽・アロマの癒し」を企画、実践。4月13日、仙台にて「今後10年間のART戦略」音楽療法とアロマの実践講演。4月26日、ベルネット ソリューション紹介セミナー〜ブロードバンド時代の健康管理支援システム〜テーマ「音楽と健康」講演。心を癒す胡弓の調べ心と身体の健康をテーマに、心を癒すいろいろなツールを紹介する。また、関西病院を中心にベビーマッサージ、院内コンサートも予定している。 http://www.brillante-e.com(ブリランテ) |