ひさしぶりに奈良室生村のギャラリー夢雲にいった。300年の民家から生まれたこのギャラリーは蜘蛛の向こうに雲がのっそりと流れるひっそりとした山間にある。今回は再生ガラスをつかって、でっぷりとしたグラスを作り出す私の大好きなガラス作家・笠井秀郎さんの作品展だ。笠井さんご夫妻がいらして、そして信州のギャラリー歩ら里のオーナーご夫婦もいらっしゃる。なんだか、ギャラリーの大先輩たちばかりで、わ、わ、わたしもギャラリーはじめました~なんて言えないわあ~とびびるぐらい。笠井さんは20年もギャラリーやってるっていってたし。もちろん夢雲のやまわきさんは私のすべてにおけるお手本だし。ギャラリーのお手本というのではなく、人を迎える・・・という人間としてのホスピタリティのお手本なんである。私はこの人に、たくさんのことをからだで学んでいる。彼女が私に時間をかけてくれたこと。忙しいなかで時間をほんとうに割いて助けてくれたこと。厳しい目線、やさしい目線。めったに人になつくことのない私が、ここではすっかり甘えている。甘えさせてもらっている。夢雲には、はなれの部屋があって、私はここにずっといて、ミンミンゼミのなくうだるような昼間に、昼寝もせずに、汗をかきながら、ときどきまわってくる自然の風にふう~っと息をつきながら、ペンにインクをつけて、スケッチブックにひたすら文章を綴っていた。何かを書きたくてしかたがないんだ。指先の方がはやくはやく~とせかしてくれる。次は何をかくの?何をかくの?って・・・9月に個展をしようと思う。はじめての個展。自分のギャラリーで、自分の誕生月にやることにした。じゃあ、自分の事を書こうと・・・タイトルは決まった!
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