まだ朝からたるとたちが工事をしてる。なんだか雨模様で、テレビでは兵庫県に大雨洪水注意報がでたとかいってるし・・・最後の最後に雨かよおい!って感じで朝から料理の段取りを考えたり、たるとたちの作業を見にいったりしていた。ここのところ追い込みなので、目の前にある駐車場に2台車を止めて、そこを占領して駐車場を作業場として箱づくりをしてくれている。さすがやねえ・・・白いキューブ状の箱が見る見る出来て、ペンキが塗られていく・・・な、なのに空が暗くなって、はっと気がつくとバラバラ雨が落ちてきた。たいへんたいへん・・・外に干しておいた洗濯物をとりこんでから、外に駆け出してたるとくんたちの作業小物を中に運び入れたりしてあたふた・・・でも、私ほどあたふたしてないたるとくんたちをみると、ああ、やはり外で仕事をしている人たちなんだなあ、と思う。雨をもっと自然なこととして自然に受け止めているなあと思うのだ。維新派の現場にいてうれしいなと思ったのは、建築現場のようになってる舞台で作業してるスタッフがあるとき、「いちばんはじめの雨粒を感じる。いちばん最後の夕陽のおちてく赤いカケラがみえる」というようなことを真黒に日焼けした顔で教えてくれたこと。うちの田舎の農業もそうだし、たぶん雪国の人もそうだと思うけど、自然は人の力でコントロールなんてできるもんじゃないししちゃいけないし、人は自然のいちぶであることをひしひしと感じながら生きているよね(水不足に泣いてる実家の悲鳴を聞きながら)。ビルの中に暮らしていると、夜明けも夕暮れもわからないのです。24時間電気がついているのです。寒さも暑さも、眠さも空腹も自分でコントロールできちゃうのです。お金さえあればなんでも手にはいるのです。そんななかで、道路沿いに生まれたギャラリー188は、小さな玄関のガラス扉から、往来の人が見えて、ネオン街とはいえ、夜の暗さ、朝の光も見えてくる。地ベタにもっと降りてきたという気がしています。おっと、話がずれたけど、そんなこんなを思いながらたるとたちが作業するなか、雨がザザザザザー。私は、ピーマンやネギや豚バラ肉をトトトトトーンと千切りにして、何十人分かのお料理を仕込んでいるのです。後輩の女の子たちが次々にお手伝いにきてくれて、キッチンに火が入ったように活気付いていきます。夕方、たるとが「できた!」といってる・・・と誰かが私を呼びに来て、下に降りていくと、作業チームの、たると、いけやん、けんちゃんが満足そうにちょっと離れた位置からできたてほやほやのWOMBを眺めていて、はじめからずっと作業してくれていた川野くんは、最後の最後まで丁寧に窓ガラスを拭いていた。できた!!という嬉しそうなたるとの顔を見て、きんきんに冷えた缶ビールを渡して、ひとまず乾杯!!!ああ、この人たちとかかわったことが今年の大部分の629だなあと思う。こんなにも丁寧な作業をしてくれるなんて・・・感謝つきない。ただ、ひたってるひまはなく私はキッチンにもどって、仕込みの続き。6時にはお客さんが来始めるからね~。キッチンにどっぷりはいってくれた、かなちゃん、ななちゃん、かつらこちゃん、はんこやえいくんがもう私がいなくったって、作業を進めてくれている。本当にタカラモノのようなメンバーです。こうして今年は今年の629が始まりました。狭い188ビルに、雨のなか大勢の人がお祝いに駆けつけてくれました。どこいっても狭いので、充分なおもてなしはできなかったかもしれないけど、今回の629は終わらない629なので長い付き合いのなかで、ゆっくりお返しできたらなあと思うばかり。築山パパがいってくれたように、今年は今年のできること、したいことを丁寧にやっていこうと思っています。それでも5年間の歴史の中で、ほとんど変わらないメンバーがいて、やっぱり集まる時はこうやって集まっているのは、うれしいことです。もう立派な歴史です。プーリーんちの息子・海聖くんが久しぶりにうちにきて、もう6年生にもなってて・・・もう抱っこしてあげられなくなったけど、それでもまんちゃんの部屋にあがりこんでなついてくれてる姿を見ていると、この子がいちばんに家出してくるような空間になれたらなあ~と思うのであります。それはええんか、わるいんか???
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