ちょっと照れるお知らせなんですが、めったにないことなんでお知らせします。
以下の日程で、188のコピーライター村上美香の記事が、朝日新聞夕刊に掲載されます。よろしければ、ご覧くださいまし。たぶん、188の事務所での写真がのってるよ。
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日程/9月21日・・・コピーライター村上美香の仕事について
9月28日・・・コピーライター村上美香のコトバ作品について
掲載/朝日新聞 夕刊 「夕刊マダム」コーナー
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長崎堂のブランド「黒船」の立ち上げにあたって、荒木志華乃さんからコピーを依頼されたのが3年前。カステラの工房に伺って、いくつかのコピーライティングを提案させていただいた。メーカーの社長夫人であり、パッケージデザイナーでもある志華乃さんは、正直な人で、思ったことをすぐ口に出さずにはいられない大阪育ちの方。

コピーの提案でも非常に緊張するのだけど・・・オープニングのコピーを何本か採用していただき、その後もずっと、「みかちゃん、あのコピー、いまもずっとわたしたちのコンセプトなの」といってくださる姿をみると、コピーが自分のもとから離れて、こんなにも大事にしてもらってる場って以外となくて、うれしいなあ、と思っている。さて、このたび、東京進出とあって、自由ヶ丘店オープンのコピーを依頼された。コピー単独の仕事をまかされるのは最近本当にめずらしく、緊張していた。うー、ここんところかなり、切り口がみつからなくていらいらしていたのだけど、なんとか、方向性がみつかって、今日、彼女にプレゼンテーションをしてきた。しげのさんは企画書のイントロをちっともみずに、わたしの顔をずっと見ている。わたしの考えを、わたしの目をじ~っとみて、うなずいてくれる。ああ、ちゃんと伝えなくては、と緊張する。うんうん、そうか、そうやなあ、ああ、ええなあ、それええなあ、わあ、おもろいなあ、わかるわあ・・・そう相槌をうってくださりながら。つづいてコピーをプレゼンテーション。10本ぐらいもっていったのだけど、わたしの想像以上に気に入ってくださった。ほっ・・・。みかちゃんのもとには、コトバが集まってくるんやな。あんた、もうしょーもないしんどい仕事してたらあかん。コトバもっと書きなさい。みかちゃん、くるしい思いをしたらあかん。ええ仕事していこや。ええなあ、コトバにちゃんとオーラがあるわ。強いな、おもろいな、コトバをな、もっともっと自分のもとに集まってくるような状態にもっていったらええ。みかちゃんのところにはコトバの方から、わたしをつかって~ってやってきてるんやて。
少し、自信をなくしていたときに。こうやって、チカラをくれる先輩がいてくれる。うれしい。
嵐のようにやってきて、嵐のように去っていく。が、また嵐のようにやってくるのが「神戸コレクション」。打ち上げをしましょうね、と顔を合わすたびに話すくせに、実際に、お酒なんてのむひまない。が、今回、さすがにみんなで打ち上げをしましょうよ、といってくださり、堀江のライムで打ち上げがおこなわれた。

「神戸コレクション」という華やかなステージをつくっているのは、実はこの写真のような、テレビの男たち。同世代の、そうだな、80年代という学生時代にバブル満載でディスコで踊り来るっていたり、ダンパなどを企画していた人もいるかもしれない。そういう世代だったりするのですが、自分たちのイベントを、という思いで、新しいコンテンツを立ち上げてきた。私自身は、まだまだ、神戸コレクションたるものが、よくわからない。自分の中で毎回、どう消化していいか、凹んではまたがんばり、がんばってはこてんぱんに凹む、その連続だったりする。ただ、どんなイベントも裏方の顔ぶれは似たようなもので、みんな、裏で舞台をささえてんのが、やっぱりすきなんだなあ、と思う。

打ち上げの後みんなでカジノという場所にはじめていった。のだけど、わたしはわけわからんくて、1000円ぐらいなんか遊んで、帰ってきたら、ちょうど「神戸コレクション」のオンエアが始まっていた。第3回からはじまったから、もう7回もかかわってることになるんやなあ・・・。これからどうなっていくんだろう。好きなひと、好きなこと・・・のルールのどちらかにはまっていれば、わたしは仕事を楽しむわけで。やっぱ、おもしろいメンバーやとはおもうので、なんやかんやとやっていくのかな。
わたしを歌う。
みんなと歌う。
そして、ひとりひとりの心に
太陽の花を。

たくさんの思いを込めて、今年も第九がスタートした。今日は、大阪城ホールで記者会見が行われた。リカとタクシーにのってかけつけた大阪城の空は、うろこ雲が低くひろがっていて、すっかり、ああ、秋の空。新しいスタッフでスタートする、新しい第九。新しい気持ちで向き合いたいと思う。黄色いハートのシンボルマークは、あたたかくて大きな、光のエネルギーだ。圧倒的なプラスのエネルギーを失わずに、自分自身が強い光を発していれば・・・いつの日か、この光が誰かを照らすのだ。闇に迷った、あの子に届くのだ。海に溺れそうな、あの人に見えるかもしれないのだ・・・そんな気持ちでつくった強い思いのコンセプトだ。まだまだスタートしたばかりで、正直、足元がまだぐらついている。ただ、この、ぐらつきも含めて、今年の第九に向かう緊張感なのだと思ってみよう。ぜんぶが見えちゃってたら、わたしはわたしを過信してしまうだろうし。現場からみえてくる大事なものに、少し、ゆっくり光をあててみよう。そうかあ・・・灯台下暗し・・・というコトバもあるように。強い光ばっかり発していたら、身の回りにある光がみえないことだってあるもんね。うーん、ちょっと頭を休めて・・・。佐渡さんや、仕事仲間や、うちのスタッフの声に耳を傾けてみよう。
夕方から、維新派の制作を長年勤めてこられたE女史の送別会があった。にもかかわらず、からだがどうしても動かなくて、大切な送別会を断念・・・。7年前に、大阪大正区のクブンガーという沖縄移民の部落を題材にした「水街」という作品で、A3横長100ページという巨大パンフレットをつくらせてもらったのが、E女史とのはじまりだったかなあ。それから、秋から冬になると、わたしのなかでは維新派の季節がめぐるようになって、大阪南港を離れてからは、夏の犬島や、室生村との出会いをくれた。とくに、奈良の室生村との出会いにおいては、ギャラリー夢雲とのその後の縁を考えても、わたしに大きな影響を与えたといっていい。

いまごろは役者やスタッフに囲まれて、お酒を飲んでいるかしら?と思いながら、テレビをつけてみるとなんとまあ、NHKにて今日は「ナツノトビラ」放映しているではありませぬか。この作品において、これまたパンフを編集させてもうたのが彼女との最後の仕事になった。これからは、通訳の仕事をもっとがんばっていこうと思うっていってたっけ。7年という歳月は、維新派の歴史のなかでは短い。でも、維新派って、なぜか、わたしの中では季節というか、風のような存在。松本雄吉さんのいうとおり、とどまらず、漂流していく、という性質をもっているからかもしれないね。漂流物でありながら、その存在は非常に濃い。そして、そこにかかわった事をかかわった人々は後世誇りに思いながら、語らう。そういえば、室生村ではよく、元・維新派なの。という人に会う。ある一定時期の看板女優だった方やら、大道具スタッフだったという方、いまもよくお手伝いにいっているという方・・・。維新派が変わらず、つねに新しく、新陳代謝されていくのは、松本雄吉という人がひとところにまったく持ってとどまっていないからなのかな。つねに、維新、な存在であることはたいへんだ。こうやって、テレビをみながらブログを描いていると、わたしのコトバづくりのなかにも雄吉さんの美しい単語の連鎖が少なからず影響していると思うもの。たくさんの漂流物が流れ着き、また、流れていく。留まらない、維新の維新派。
E女史のこれからを、陰ながら祈りながら・・・。
第九がはじまった。今年は、新スタッフで挑むことになるから今日はカメラマンのしゅんちゃん、なべちゃんと、うちのてつくんりかで朝から会場にいった。昨日プリュスを終えたばかりだったから、正直、へとへとやったけど・・・。
やっぱ、ドラマは現場にあるのだ。7年前に取材で出会った妊婦のASAKOさん。きょうは彼女とうれしい再会をした。「みかさん、やっと娘といっしょに戻ってきました!!」 おなかの子が1年生になったら、いっしょに第九にでたいとずっといってたからね。その夢がかなったの!って。1万人の人生が、ここにはあるのです。輝いてる人ばかりじゃない。いろんな人生背負って、前向きに生きようとしている人のパワーに出会えるから、わたしはこの現場がいとおしい。夕方、しゅんちゃんから電話あって、「今年もがんばりましょう、いい感じにもりあげていきましょう」といってくれた。互いに、もう長らくこの仕事をしている。毎年思うのは、ゼロになる力をまず持つことだ。長く続けてるからこそ、なれちゃいけない。だけど、長く続けてるから、最近は積み重なるいろんな年輪みたいなものが生まれて、しゅんちゃんも本当に良い写真を、大事に大事に撮影してくれている。考えてみれば、去年のいまごろからまだたった、1年だ。1年しかたってないなかで188はずいぶん変化した。だけど、夕方しゅんちゃんから電話をもらって、「今年もがんばりましょう」といってくれた言葉はちょっとつかれきってしまっていたわたしの大きな力となった。スタートだ。まだ、頭のなかでごちゃごちゃ、あせったり、企画がうずまいたり、まとまらなかったり、ぐるぐるしているけれど、机の上の企画ではなく、現場で感じることから自分自身のエネルギーをまずゆっくりと充電していこう。今日の講師の先生もいってたよね。思いは自分の胸にあるんだ、って。他の人からいわれたことではなくて、自分の価値観で歌ってくださいって、ね。
半年がかりでやってきた大仕事「神戸コレクション」も、このプリュスで無事終了。ふう、今回もやっぱ大変やったあ。プリュスは、「神戸コレクション」のおねーさんイベントだ。神戸の山手にあるSOLAという、ブライダル用の会場。
「神戸コレクション」の本体よりも小規模でおこなわれるんだけど、わたしはこのイベントのほうが落ち着いていて好き。ファッションショーそのものをじっくり楽しめるから。それに、今日は、629で知り合って、わたしのコトバの映像を好きっていってくれたモデルのCHIEちゃんのらすとショーってこともあり・・・ちょっと違った思いもいっぱいでショーを眺めていた。メイクしてランウェイをあるくCHIEちゃんのプロとしての姿をゆっくりみるのは始めてなんで、はじめどれが彼女かわかんなかった~。でも、彼女を認識してからは、ふわあ、かっちょいいなあ、いつもふんわり、ほんわり話してくれる彼女とは別人みたいやあ、と思いながら眺めていた。

この仕事を最後に東京にいっちゃう。ちょっとだけの、でも、なんだか濃い仲良しになれたCHIEちゃんのラストショーに、わたしも仕事でかかわれてうれしいな、って思う。がんばれ~っていうのもいわれるのも嫌だから、東京にいっても、いっしょにがんばれたらいいね。がんばろ~!
春から夏にかけてせっせ、せっせと積み重ねてきた仕事が、実りの秋を迎えるかのように、日々、本番の連続だ。先日の「魔界転生」につづいて、東京のパルコ劇場さんから東に声をかけていただき、宣伝美術を担当させていただいた舞台「噂の男」、の本番がシアター・ドラマシティにて行われた。

いまごっつう注目されている劇作家・福島三郎さんと、ナイロンの演出家ケラリーノ・サンドロビッチさんのタグに、劇団☆新感線の橋本さとしさん、橋本じゅんさん、トリビアの泉のレギュラーでもある八嶋さんなんかが加わった、大舞台。チケットは即日完売の勢いだったそう。しかも、パンフレットも東京公演だけではやくも完売し、増刷したとの噂。わたしたちのように宣伝美術とパンフ制作をしているものからしたら、もう、このパンフ完売というのはすばらしくうれしいことなのだ。もちろん、パンフがかっこいいだけでは絶対に売れない。芝居との連動なのだから。・・・で、そんなこんなでもうお席がないんです、というところを頼み込んで見せていただいた大阪公演。連日のイベント疲れで寝るかもしれんな、と思ってたけど、すごかった・・・この手の舞台を久しぶりに見た感じ。その昔、中島らもさんの「こどもの一生」を見たときのような、あの感覚?いや、もちろん、それはぜんぜん違うのだけど。人間のいや~なところをえぐるような、きもちわるさときもちよさ。
188の東 学がはじめて歌舞伎役者・中村橋之助さんが主演される舞台の宣伝美術を担当しました。クライアントは松竹さん。劇場は、東京の新橋演舞場さん。歌舞伎界の宣伝美術はいまだ古典的な世界・・・しかし、今回、G2さんが演出されるということで新しい舞台の宣伝美術を、ということで東に声をかけていただきました。

いきなり、はまり役です。これまでなぜしてなかったの?というほどにぴったり。橋之助さんにすっかり気に入っていただき、妖艶なる「魔界転生」の世界観を築くことができました。9月頭に初日あけ。わたしもさっそく先日、東銀座にある新橋演舞場にいってきたのですが、うわあ~すげえ~!!!の高レベルなしあがり。舞台にかかった紗幕には、直径3メートルぐらいはあるロゴ。入り口には巨大看板。歌舞伎ファンのおばちゃんだけでなく若いカップルやら女性やらも、それぞれにデジカメや携帯で、東のつくったポスターを写真に収めたりしています。力作のパンフレットは、飛ぶように売れ(ているらしい)ていました。前から7列目のどまんなか、という超セレブ席で見せていただいたわたしは、眠る間がほんとになく、はじめての3時間を越す舞台を堪能。まあ、さすがG2さんの演出。非常にみやすく、かっこよく、妖艶にしあげてくださっていたおかげで、本当に退屈するまもなく、女子の苦手な個展やちゃんばら系のものがたりを楽しませてくれました。いやいや、寝なかった、という感想がいいかどうかは別として、3時間、わたしが古典を楽しめると自分で思ってなかったので、あきさせない工夫をすごくG2さんがしてくださっていたんだろうなあ、と思ったのです。おもしろかった。いい舞台にかかわらせていただいて、本当にうれしい。
渋谷のNHK前にある「松涛スタジオ」さんが、このごろの学ちゃんの大のお気に入りだ。なにがいいって、スタッフワークがすばらしくいい。前に予算をとことんセーブして、ありえないレベルのスタジオでやったことがあったが・・・そこはやっぱりありえないクオリティやった。撮影って、まずは場づくりですから・・・とくに舞台のビジュアル撮影では、そのお仕事のいちばんはじめの顔あわせになることが多いので、クライアントもマネージャー軍も非常に気をつかっている現場なのだ。もちろん、わたしたちも、初顔あわせの役者さんたちが気持ちよく撮影にのぞんでくださるように、ヘアメイクさんやスタイリストさんが楽しく、力を発揮していただけるようにいろんなアンテナを張りながら仕事をしている。今回は、関西のお仕事。兵庫にある大きなホールでの公演だ。主演は、三谷幸喜さん作品でおなじみの浅野和之さん。舞台の役者さんを撮影するときに、本当に楽だなあ、と思うのが、表情やポーズのバリエーションの引き出しがとめどなく多いことなんですが・・・ここにきて、東とわたしが「見たこともない」クオリティの引き出しの多さを発揮してくださる俳優さんに出会うとはおもわなかった・・・もと、野田秀樹さんのところにいらしたというから、まあ、ほんとうにそれがうなずける身の軽さで、1000ものバリエーションを見せてくださった。だから、ず~っと笑わせてもらってた。ほえ~~~という感嘆のため息まで出るほど。プロ技ってすげえよなあ。たとえば、ひとつの料理をたべたときに、文章のプロが、「おいしい」をつかわずに、100ものコトバを潤滑に放出していくとしたら、浅野さんは、潤滑なまま1000もの、いや10000ものイメージを放出してくださったような、そんな感じだ。うへえ、まだまだやな、自分なんて、と同じプロのくくりとして考えるなら頭がさがる。あとは、進行がごっつ押した場の空気を自らずっと笑顔でやさしくつつんでくださった女優・神野さん。ふんわり、やんわり、和ませるチカラをもつ女性というのはこんなにも美しいものかと。たくさん、たくさん、助けていただいた。1枚のチラシの背景にある、たくさんの人のプロ仕事。それから人間としての、あたたかさや思いやりを学ぶ。やっぱ、楽しいことをつくっている人たちが、楽しくなくてはいかんでしょう・・・!
9回目を迎えるギャルたちの巨大ファッションイベント「神戸コレクション」・・・188の仕事にしては、本当に珍しい、ピカピカ、キラキラした世界(どろどろ、げろげろ・・・ではないのだ★)。前回のSSコレクションから、今回のAWコレクションにかけては、うちのテツオくんを中心に進めてきたのだけど、これ、見た目の華やかさの陰にはほんとーにいろいろある。ビジュアルをつくったらいいだけではぜんぜんないのよ。巨大なイベントになればなるほど規制も多いし、コントロールの難しさがある。でも、それもぜんぶひっくるめて、お仕事なのね。
「神戸コレクション」の仕事に関して、188では非常に、印刷物のインパクト、手触り感みたいなもの、驚き、きらめき・・・みたいなものを大事にプレゼンテーションしている。デザインと紙と、インクと、カタチと、それをうけっとった女の子たちとのコラボレーション。値段を安くすることはいくらでもできる世の中、必要なおかねをきちんと使って、それだけのクオリティ(価値観)を残すことで、人に豊かさをプレゼントするような感覚ね・・・そっちが大事だよね、と思うわけ。このイベントではとくに。
だから、テツオとずっと頭をひねって、ケチっちゃだめだ。前回よりも、もっと素敵なものを、素敵なアイデアを・・・と妥協せずにやってきたのです。8月末から9月頭で、横浜と神戸の2箇所ツアーを終えて、いま、ほっとしたところ。少ない人数のなかでよくがんばってくれたと思う。

去年の暮れに、パニックの渦中にありながらも「なんとかなりますよ」といってくれたテツオ、研修中からすでに横浜ツアーにいって、今回2回目の神戸コレクションとなったリカ、わたしにあげ足ばっかとられて泣きながらレポートを書き直したりしたさえちゃん、インターンとして2週間188にやってきての最終日をこんな派手なイベントでしめくくった運の良い学生、ともちゃん・・・。今回もみんながいてくれて、いい仕事ができたなあ、と。それにしても、足がいたい。ヒールはやっぱ苦手・・・。