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■ 「ブルックリンボーイ」撮影、in 松涛スタジオ

渋谷のNHK前にある「松涛スタジオ」さんが、このごろの学ちゃんの大のお気に入りだ。なにがいいって、スタッフワークがすばらしくいい。前に予算をとことんセーブして、ありえないレベルのスタジオでやったことがあったが・・・そこはやっぱりありえないクオリティやった。撮影って、まずは場づくりですから・・・とくに舞台のビジュアル撮影では、そのお仕事のいちばんはじめの顔あわせになることが多いので、クライアントもマネージャー軍も非常に気をつかっている現場なのだ。もちろん、わたしたちも、初顔あわせの役者さんたちが気持ちよく撮影にのぞんでくださるように、ヘアメイクさんやスタイリストさんが楽しく、力を発揮していただけるようにいろんなアンテナを張りながら仕事をしている。今回は、関西のお仕事。兵庫にある大きなホールでの公演だ。主演は、三谷幸喜さん作品でおなじみの浅野和之さん。舞台の役者さんを撮影するときに、本当に楽だなあ、と思うのが、表情やポーズのバリエーションの引き出しがとめどなく多いことなんですが・・・ここにきて、東とわたしが「見たこともない」クオリティの引き出しの多さを発揮してくださる俳優さんに出会うとはおもわなかった・・・もと、野田秀樹さんのところにいらしたというから、まあ、ほんとうにそれがうなずける身の軽さで、1000ものバリエーションを見せてくださった。だから、ず~っと笑わせてもらってた。ほえ~~~という感嘆のため息まで出るほど。プロ技ってすげえよなあ。たとえば、ひとつの料理をたべたときに、文章のプロが、「おいしい」をつかわずに、100ものコトバを潤滑に放出していくとしたら、浅野さんは、潤滑なまま1000もの、いや10000ものイメージを放出してくださったような、そんな感じだ。うへえ、まだまだやな、自分なんて、と同じプロのくくりとして考えるなら頭がさがる。あとは、進行がごっつ押した場の空気を自らずっと笑顔でやさしくつつんでくださった女優・神野さん。ふんわり、やんわり、和ませるチカラをもつ女性というのはこんなにも美しいものかと。たくさん、たくさん、助けていただいた。1枚のチラシの背景にある、たくさんの人のプロ仕事。それから人間としての、あたたかさや思いやりを学ぶ。やっぱ、楽しいことをつくっている人たちが、楽しくなくてはいかんでしょう・・・!


2006年 9月 5日  |  パーマリンク

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