ひそかにわが社は、佐渡さんが芸術監督を務める西宮の新ホール・兵庫県立芸術文化センターの専属宣伝美術屋さんでもある。前出のお能の舞台しかり、今回の演劇しかり。この『ブルックリンボーイ』では、これまた楽しいエピソードがある。
主役の浅野和之さんが、とにかくすごい演技力だったのであるですよ。東と私はそれは数々の役者さんたちがカメラの前に立ち、そしてポーズをとる姿を見てきた。モデルの動きとちがって、役者さんのポーズ、表情のつくり方というものは、本当に面白い。こちらが腹をかかえて笑うほど。でも、そんな私たちが口をぽかんとあけて、うわ、これはすげえわ、と呆然とし、そのうち大笑いしてしまったのが、この浅野さんの、100にも手が届くほどのバリエーションの豊富さ。身の軽さ。さすが野田さんとこの出身、ってかんじ。この現場に出会えたのは、ラッキーだと思った。撮影そのものはちょっと時間が押したりいろいろあってあせったこともあったけど。プロの仕事をこれだけ見せてくれたのだから、こちらもプロの撮影をしましょうよ、と。うれしい刺激でありました。12月14日初日、紀伊国屋のサザンシアターから。兵庫の公演は、年明け1月5日~。
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