わたしを歌う。
みんなと歌う。
そして、ひとりひとりの心に
太陽の花を。
とうとう本番がやってきます。188のライフワークともいえるとても大切にしている仕事のひとつ『サントリー1万人の第九』。このお仕事は、毎年ほぼ1年がかりでやっています。春になると、まず1万人の合唱団を募集するための募集チラシの制作からはじまる。すべてのとっかかりの作業となるので、本番を見据えて今年はどうあるべきかのコンセプトづくりから始まる。

今年は、毎日放送の女性プロデューサーMさんとたくさんの話をしながら、ときに暴走しながら、互いに迷いながら、悩みながら、ひとつづつ思いを重ねてきたという実感がある。12月にはいったいどんな互いになってるだろうと想像できずに、怖がっていたときもあったなあ・・・。今年はうちのデザインスタッフが総がわりしたので、もういちど、新しい気持ちになって、けっして驕らず、慣れず、びびりながらやっていこうと思っていて、そのぶん、ず~っときがぬけづにきたのだけれど、リカを最初に第九の練習につれていったとき、謡い終わった瞬間に「たのしかった~」・・・といった一言で、もしかしてこの仕事はうまくいくんじゃないか、と。そう思えて、うれしくなった。それでも人手は足らず、うーん、どうやってスタッフ強化を図るか、私の強烈な仕事への愛情をふくめて手をくめるデザイナーは誰だろう・・・と、悩んできたっけね。夏になると、合唱団募集用のチラシをつくったり、HP立ち上げたり、プログラムのアイデアを考えて撮影と取材にあけくれたり。できるだけ、たくさんの人と話して、全身で第九を感じていった。ここ最近は、ず~っと佐渡レッスン。佐渡さんが1万人の人たちに最後の魔法をかけてまわる特別レッスンだ。私はこの仕事でたくさんたくさんたくさんの大切なものを教わってきた。頂点も原点も両方を教わってきた。この仕事が誰かの太陽になりますように、と願いながら。12月3日、いろんな思いであふれる1年がきっとある。1年前の同じ日に、打ち上げのときに悲しくて悲しくて、頭を下げたままずっと泣いていた自分がどれだけ大きくなれたか、どれだけ変わらずにいたか・・・大切な仲間といっしょに今年を感じていたいと思う。今日という日は、れんぞく。昔からのれんぞく。未来へのれんぞく。みんなの心に太陽の花が咲きますように。
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