着物のとてもよく似合う古典芸能の大好きなおねえさんがいて、彼女は演劇のプロデューサーさんでもあって、この3月から西宮の芸文センターで行われる「ハムレット」のポスターが、阪急西宮北口駅のターミナルにだだだ~っと貼り出されていてそれはそれは圧巻ですよ~っとメールをもらった。


西宮の駅って、大阪ミナミ周辺をうろうろしている私からすると遠い場所に思えていたけど、芸文センターができてからはちょくちょく通っているので、梅田から意外にも15分。西宮は神戸方面、宝塚方面のターミナル駅でもあるので大勢の人が交差する場所。円柱の広告スペースは、かなりのインパクト。学さんがとことん「ごねた」こともあり、美を追求することと、わかりやすさのバランスをとることの難しさにあらためて、うえ~~っとなった仕事ではあったけど、こうやってよろこんでもらえて、それが道行くお客さんの目にふれるとなると、かなりうれしい話し。ロシアの演出家、ワレリーさんのうっとりするほどの演出は大人たちの芸術的な目線を充分に楽しませる、すてきな仕上がりとのこと。3月8日から、阪急の西宮北口駅、兵庫県立芸術文化センター・中ホールにて。です。チケットあるかなあ・・・結構人気公演なので、いっぱいかもしれないけど。興味ある方はチェックしてみてください。演劇、というより、美しくはかないダンスをうっとりとみるような、そんな時間になりそうです。
「たち切れ線香」のサゲ、「ちょうど仏壇の線香が立ち切れたようでございます」・・・このセリフを鶴瓶さんがなんとも色っぽく話してくださったのがついこの間なのに、今日は、女優・松永玲子さんの粋な着物と美しい立ち居振る舞いの置屋の女将のセリフとして聞いているなんて、なんとしあわせなことか・・・




北九州芸術劇場主催の「地獄八景・浮世百景」の大阪公演をきょうは観にいってきた。主役は、ジャニーズの佐藤アツヒロ(あっくん)さん。一ヶ月ほど前から、私はこのお芝居のパンフレットに掲載するための、上方落語マップの編集に夢中になっていたこともあり、思い入れは充分な舞台だった。おもしろいことはあたりまえ、という内容とメンバーに加えて、個人的にたのしかったのは、舞台美術の小粋さと、衣装の着物のなんともいえないモダンなかっこよさ。冒頭でかいた、置屋の女将役の松永玲子さんの着物なんて、本当に美しくて。ああ、こんなん着たいよなあ、とずっと思いながら観ていた。
久しぶりにWOMBを開けます!春にはると、窓を開けて風を入れたくなるような、そんな気分になるので、今年もそろそろ、春の風を188WOMBにさらさらと・・・。

トップバッターは、イラストレーターの太田裕範さん。七桃~の侍たちに憧れて、学さんと知り合って、おお、うちでやってみるか?ってな具体でやってきました。とても人あたりのいい方です。ちょっと元社員Aくんに似ているかんじも含めて、188に遊びにくるたびになんだか前から居たメンバーのような気にさせる、親しみのある存在。まだ大きな作品をまだ描いたことがないということで、今回は大作にチャレンジです。オープンは22日、オープニングパーティは、23日の夕方からです。




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ILLUSTRATION EXHIBITION
HIRONORI OHTA
「KNOT」
2月22日(木)~3月4日(日)
平日 18:00~21:00
土・日 12:00~18:00
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久しぶりに維新派のポスター撮影にて、ロケが行われた。この数年の作品はスタジオでの撮影が多かったからね、犬島ぶりだろうか、室生村がなつかしいね・・・・と、あちこちで古いスタッフたちがざわめいていまる。やはり野外の維新派ですからね、野外だと目の輝きが違うのです。松本組、結集、というかんじなのです。








維新派のビジュアル会議は、まず、空堀商店街にある維新派の事務所で行われる。今回は、はやかった~。ビジュアルのアートディレクターをもう7年以上も務める学さんがあらかじめ方向性を考えていたこともあり、主宰の松本雄吉さんのイメージを確認しながら、う~ん、じゃ、こんな風にすんのはど~ですか?「お・・・、うん、ええなあ、あずま。それで行こう」って。え、もう決まり? はや~!!という感じで。いや、もちろん互いのイメージラッシュは水面下でたっぷりと行われていたわけで、出力するその一点のきらめきにおいての全面的な信頼と、心地よい意外性があった結果なわけですが。さて、映画監督と土建屋の現場監督のどっちゃも兼ねているような、維新派の現場は、男たちがとにかく頼もしい。今日の撮影では、ある場所を、湿地帯のイメージにしたいなあ、と松本雄吉さんがいいだしたので、ともかくわあ、水をまかなあかんなあ~となって、近くにあった水路から、猫車で水を運んでいたのだけど、これじゃらちあかんなあ、と誰かがポンプを買いにはしって、現場はにわかの消防隊のような雰囲気になる。水を引く・・ありえない場所まで水を引く、そのことに全員が必死になる現場。裏方の男たちが裸足になって、田んぼのあぜ道みたいなところから水を引いていくのだ。たぶん、維新派では日常的なことなのだけど。ここらへんの力みたいなのが、ああ、やっぱり維新派はおもろいよなあ、と思うわけ。どんな内容の撮影かはお伝えできませんが。

デザイン・カンパニー ジャム・アソシエイツさんのWEBサイトにて、私、コピーライター村上美香、のインタビュー記事が掲載されています。たぶん、生涯においてこんなにも長い文章で自分のことを紹介してくださる記事はないのではないかと思うぐらい丁寧につくってくださっています。いや、本当に、こんなにページをさいてくださって、感謝しているしだいです。自分のことを、すこし客観的に見直せたり、するのですね。こうやって自分の核みたいなものが、見えていくのかもしれません。ぜひ、ご覧になってください。ちなみに前回はニッポンの絵師、東がくあざらしちゃんで~す。
http://www.clippinjam.com/
10回目を迎える「神戸コレクション」がついに海外進出。世界でいちばん上ににょきにょき伸びている街ではないかともいえる「上海」に出航した!!私たち、188のメンバーもこれはやっぱり、この目で見ておきたいよね、ということで。ニーハオ、イーパーパー、イン、シャンハイ。ハオチー、で、ゴザイマス。

会場となったのは、上記写真のシャンハイのシンボルでもあるテレビ塔のあるエリア。大阪でいうと、南港のような場所で、巨大なビルが本当ににょきにょきと聳え立っている、バブリーな街であります。いっしょにいった印刷担当の築山KUNによると、「MIP3の舞台となったんって、このへんやんねえ。たぶん、あのビルを、滑り降りてたとおもうねんけどなあ・・・」。へえ・・・そうなんや。誰も見てへんくて、誰もうなずかず・・・。観てる人には、たぶん、その上海のビル郡あたりのど真ん中に、神戸コレクション会場はありました。巨大な百貨店というのかな、賑やかなショッピングモールの9Fで行われたのだけど、ビルのまわりには神戸コレクションのサイン・フラッグが、ずら~~~っとはためいている。100メートルぐらいはあるかなあ、たぶん日本ではみたことがない規模のでかいフラッグの行列。まずはこのサインに感動!!おおお、テツオ、ようがんばったのお。たいへんやったあのデザインがいま、こんな、上海のテレビ塔をバックにはためいとるで~~~。すげえすげえ~って、リカミカB型本舗コンビは写真とりまくり。わ~い。







神戸コレクションのショーそのものは、日本でやるのと同じような構成ではあるけれど、やはりまわりに飛び交うのは日本語ではない。上海のギャルたちや、アパレル関係者などの招待者がわんさかおとずれて、入場制限がでるほどの賑わい。私のまわりの女の子たちも、舞台には釘付。言葉はわからなくても表情をみているとわかるわけで、わりとちゃんと必死でみてはったと思う。キラキラした目で、舞台を見る目は万国共通でしょう、やっぱり。「興味なかったら、あっさり席を立ちますよ、上海の子は」って、上海で5年間ぐらいアートディレクターをやってるというKさんが話してくれた。ちなみに上海の子は、よっぽど美味しくないと、焼小龍包の店にも並ばないよ、とも。まあ、そんな上海気質を学びながらも、会場ではデジカメでの撮影制限がなかったので、みんながバシバシ撮影していたので、明日から、上海気質さながら、そっくりそのまんまやんけ~ってかんじのデザインが上海アパレル業界を走るのではなかろうか・・・。まあ、それはそれで。鶏が先か、卵が先か、永遠に新しいものをつくり続けていくしかないのでしょう。

上に上に上に伸びていく。活気にあふれた街をまのあたりにして、どや?上海は?と問うと、「気になるのは、下水道のこれからですね」とつぶやくのは、うちのアートディレクター西村哲男であった。
上海には数年前にいったことがあって、朝早くから人民広場の前でやってるラジオ体操のような太極拳に通ったりしてみた。漢字なんか書いたら通じるだろうと思っていた言葉は、まったく通じなかった印象がある。雑貨関係の知り合いの仕入れについていった、というお気楽なたびだったのですが、ケンカしてるみたいな中国語にちっともひけをとらずに値切りまくっている知り合いのおねーさんの存在の方が怖かったような気がする。


さて、今回は188としてはじめての大人数での海外出張です。テツオくんはパスポートをとって、リカもパスポートを更新して、私もちょうど切れていたので更新したりして、ちょっとだけ旅行ムード。うそ、ぜんぜんそんな雰囲気ではなく、ぎりぎりまで片付けなければいけない仕事に追われている状態です。が、まあ、明日はそんなに早朝出発でもないし、余裕をもってのんびりいきましょう、という感じです。あ、なんでいくかって。写真のように、神戸コレクションの、上海ツアーです。188では、この神戸コレクションのビジュアルツールをいろいろ手がけているので、やっぱり現場は見ておきたいでしょ、ってことです。残念ながら学さんはお留守番。世界のいろんなものが上海を中心におこっているとかいないとか。でも、やっぱり百分は一見にしかず、であり、ネットで調べてもどうしてもわかんない、空気、匂い、熱、音、肌触り、そういうものがあるはずなので、見れるときに見てこようと思っています。いってきます。
勝ち逃げです、と劇団そとばこまちを去った男。小原延之。彼の名をしる人はまだいっぱんてきには少ないと思う。だけど、ここまで社会の事象を逃げずにど・ストレートに表現しつづける劇作家もまた少ないと思う。『丈夫な教室』という作品では、池田小学校の犠牲者となった子供たちのその後を描き、また『橋の上のエチュード』ではJR尼崎の電車脱線事故がおこった日の持ち主を待ち続けている自転車、をひとつのドラマに仕上げた。




今回の『NINE』は、9=ずばり、憲法9条、の意である。こう描けば、かなり社会派な人なのね、と思われるかもしれないけれど、彼の作品は逃げない。逃げてない。ちゃんと重い、が、同時にじんわり、あたたかい。彼の故郷、福井県小浜市が舞台。あのあたりは、朝鮮半島に近いということで、もしかすると電波があちらがわまで届くんじゃないか?という含みをもたせたあるローカルラジオ局の話だった。オープニングはシャンデリアのようにふる、小浜の花火大会だった。花火大会と同じように、北朝鮮の核実験のドーンとした音がこちらまで響いてくるような、そんな複線をもたせてる。個人的に、小浜の花火大会というものをなぜか昔に経験したことがあったので、とてもリアルに、あのシャンデリアのような、もしかすると広島の私には原爆のきのこのような、花火の火の粉がふってきた記憶がよみがえっていた。このごろ、めっきりみることのすくなくなった、ど正面、直球勝負のものがたり。作家の小原さんは、ここのところずっと、ただ、この本を書くためだけに時間を過ごしてきたという。純粋に、ただ、伝えたいことをより伝わるように、もがく。もがきつづける。あくまで、本が主体にある。あたりまえなんだけど、これがなかなか、難しい世界なのですね。ときどきそんなあたりまえのことを忘れそうになって、おっとっと。劇作家で、食っていく。どっかで、そうやって人はプロの力を備えていくのですね。