維新派の新作が、なんと629と同じ日に初日を迎えることになっておりますが。維新派はさすがに1日限りではないのでゆっくりお楽しみいただけると思います。維新派という極上の舞台が大阪で惜しげもなく見れることは私たちの幸福です。本当に・・・

今回は、大阪城ホールの倉庫になっているところを改築してつくられた、ウルトラマーケットという劇場にての上演。エントランスには、ガクさんがデザインした大きなクジラのオブジェが、夜になるとぼわん、と輝いて怪しい雰囲気をかもし出すそうです。先日の日曜日にわたしは、カナとふたりで、この通し稽古を見に行ってまいりました。ここのところモノトーンが多かった維新派ですが、今回は懐かしいというか、やっぱり気持ちええなあ、という華やかな女たちの乱舞シーンなどもございまして、おお、この感じ!!と、わくわくしたのであります。ほんで、主役の女性を演じるのが、わたしと仲のよい熊本出身のOちゃん。熊本弁でいっつも話しかけてくれるかわいいくて、べっぴんのOちゃんが、赤いワンピースをきて、女っぽいの。ぐっと、遠い人みたいに。声もずっしりと太くって、なんか私の知らない、きれいな女性が舞台に立っているように見えました。帰りにOちゃんに話しかけると、「ううう、ダイエットがしきれてなくて、まだまだやせないけん」・・・と方言まるだしで、とほほ~といってました。楽しみです。平日の公演はまだチケットがあるようなので、いってみたい方はぜひ、維新派サイトへ!!
G2さんが演出する、中村橋之助さんの舞台。前回の『魔界転生』歯めちゃめちゃかっこよかったのですが、今回も、気合が入っております。


私も大好きな作家・浅田次郎さんの小説『憑神』を原作にしたもので、映画にもなってて、いま話題ですなあ。私はまだ読んでいないのですが。彼の小説ですから、渋さと、あたたかさと、じわん、とした涙と・・・きっとあるんでしょう。さて、明日6月19日(火)はそのプロモーションにて、あのタモリさんの笑っていいともに、がくさんのつくったポスターをもって、橋之助さんが登場するときいております。テレホンショッキング、です。12時15分からだそーです。ぜひ、ご覧ください。
このところ、シアターBRAVA!さんのお芝居に泣かされてばかりであります。前回は、生瀬さんの舞台『コンフィデンス』(絵描きの芝居)でぐちゃぐちゃに泣いてしまいました。絵描き支える仲間たちのものがたりだったので、ゴッホ・ゴーギャンをかかえる我社としては他人ごとには思えず・・オロロン(笑)。続いて、以下の『薮原検校』。日曜日もけっきょくまんちゃんをつれて、みにいった次第です。まんちゃんの評価としては「うん、美香がここ数年でNO1っていったのはわかる。でも、ちょっとだけスマートすぎるような気もしたなあ」とのこと。さて、次なる舞台も、シアターBRAVA!での上演、7月です。


『薮原検校』の楽屋で、古田新太さんが、「学ちゃん、次の『犬顔家~』は、○○○○○やからね!!」と、決して口にしてはいけないようなことをおっしゃってました。おおお、どうなることやら。気になって気になって、期待してしまいます。今回のチラシは、ガクさんっぽくないかんじですが、ガクさんです。コメディですからね、人間の顔の鼻のところが黒くなっております。全部の人間の鼻が黒いです。これは、ど~なの?いけてんの?と思って、ガクさんにどんなオーダーだったのか聞いてみましたところ・・・
「下手な映画の看板屋さんが書いたような絵を描いてほしい。役者は、似ているようで、似ていない感じがいい。似てはいけない」・・・といわれていたのだ、とか。う~む、難しい仕事ですな。
タクシーにのって、シアターブラバと伝えたら、「今、何やってはりますのん」と運転手さん。『薮原検校』なんていうてもどうせしりませんやろ、とおもいながら、『薮原検校』というお芝居です、と答えると、「ええ、あれいまやってますのん?もうちょっと先かとおもってたわ。わあ、お客さん、あれいきますんかいなあ、うらやましいなあ。へえ、ポスターをつくってはるんやったら、ええ席で見せてもらえるんちゃいますのん。私、あの舞台やったら、5万、いや6万ぐらいだしてでも、みたいですわあ。私ねえ、なんかしらんけど盲目の人の話すきですねん。」・・・超くわしい。びっくり。

この写真が、ブラバの前にで~んと掲げられたガクさん制作の、看板。カメラマンの谷さんと、ガクさんで記念写真を撮りました。
正直、すごかったです。すごすぎました。『日本三文オペラ』を経て、維新派『水街』を経て、いま、『薮原検校』の世界にこんなにも惹かれている私のこの妙な胸騒ぎというかGENOMEはどっからきてんだろうなあと思うのです。ここ数年のNO1かもしれん。巧い役者だけの舞台です。シンプルな舞台です。コトバ、がすばらしかった。早物語、というそうなんですが、浄瑠璃の庶民版みたいなんを、古田さんがやるんですなあ、台本にして数ページもある早物語・・・井上ひさしさんの原作に、なんと宇崎りゅうどうさんが曲をつけてるんですって。なんとも日本語のリズムの美しさと淫靡さなのです。私の目指している、リズム、なぜかたまらなく引かれる日本語のリズムなのですねえええ。この作品みにきて、本当によかった。細胞が充満してくるというか・・・蜷川舞台の美しさもさることながら、たぶん、私は、コトバに反応していたのでしょうけど。ああゆうのんを、書きたいと思います。ああゆうのんを書きたくてたまらないので、もういっかい日本語のリズムを叩き込みに、明日、千秋楽にいってきます。
あの!!!!「ゴーマニズム宣言」。小林よしのりさんの新刊の表紙絵を、ガク画伯が今回担当させていただいたのです。あの、ガク画伯が、「男」を、「小林よしのりさん」を、ゴールデンウィーク中にせっせせっせと描いておったのです。ポーズのモデルを自らがとり、小林さんの顔写真とにらめっこしながら・・・


ぜひ、見ていただきたいのは、全面に描かれた、毒々しい「曼珠釈迦」の花の赤色・・・ものすごい美しいです。美しくて、毒だらけです。毒を飲みほしてもええかな、こんなきれいやったら、ってぐらいです。さすが、扇絵師のゲノムの流れる、絵師ガクさん。来週の末から、全国の書店にいっせいに並びますので、ぜひ、手にとって、「表紙」、みてくださいね。
☆うちの裏ゲノミスト やまわきちゃんのページで、ゴー宣表紙絵のヒミツがのぞけるよ♪
http://188.jp/yamawaki/629/2007/2007/06/extra.html