タクシーにのって、シアターブラバと伝えたら、「今、何やってはりますのん」と運転手さん。『薮原検校』なんていうてもどうせしりませんやろ、とおもいながら、『薮原検校』というお芝居です、と答えると、「ええ、あれいまやってますのん?もうちょっと先かとおもってたわ。わあ、お客さん、あれいきますんかいなあ、うらやましいなあ。へえ、ポスターをつくってはるんやったら、ええ席で見せてもらえるんちゃいますのん。私、あの舞台やったら、5万、いや6万ぐらいだしてでも、みたいですわあ。私ねえ、なんかしらんけど盲目の人の話すきですねん。」・・・超くわしい。びっくり。

この写真が、ブラバの前にで~んと掲げられたガクさん制作の、看板。カメラマンの谷さんと、ガクさんで記念写真を撮りました。
正直、すごかったです。すごすぎました。『日本三文オペラ』を経て、維新派『水街』を経て、いま、『薮原検校』の世界にこんなにも惹かれている私のこの妙な胸騒ぎというかGENOMEはどっからきてんだろうなあと思うのです。ここ数年のNO1かもしれん。巧い役者だけの舞台です。シンプルな舞台です。コトバ、がすばらしかった。早物語、というそうなんですが、浄瑠璃の庶民版みたいなんを、古田さんがやるんですなあ、台本にして数ページもある早物語・・・井上ひさしさんの原作に、なんと宇崎りゅうどうさんが曲をつけてるんですって。なんとも日本語のリズムの美しさと淫靡さなのです。私の目指している、リズム、なぜかたまらなく引かれる日本語のリズムなのですねえええ。この作品みにきて、本当によかった。細胞が充満してくるというか・・・蜷川舞台の美しさもさることながら、たぶん、私は、コトバに反応していたのでしょうけど。ああゆうのんを、書きたいと思います。ああゆうのんを書きたくてたまらないので、もういっかい日本語のリズムを叩き込みに、明日、千秋楽にいってきます。
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