
つかこうへいさんが亡くなりましたね。そして、原爆記念日であるきょう、8月6日から東京のシアターコクーンでは、『広島に原爆を落とす日』という舞台が始まります。ガクさんは、このポスター制作にあたり、なんと墨だけで、髑髏でできたキノコ雲を書き上げました。幾千もの魂をイメージして、できあがった、キノコ雲です。画面でみるとわかりにくいけれど、側でみていたら、恐ろしいほどです。この物語を、もっと若い世代に伝えなければ、と、ガクさん自信も、若い世代につたえるには、これぐらい表現していかんとあかん、と、1つ1つ丁寧に書いていました。あまりに恐ろしく、美しい、キノコ雲でしたから、てっきり、この絵を生かしたデザインにするのかとおもいきや、自らそれを壊すかのようなどでかいタイポグラフィをそこに重ねました。もっと恐いです。私は広島生まれですから、8月6日はいつも登校日。原爆の歌を3曲は歌えます。大阪にきて、まわりの人たちが原爆の歌を知らないことに驚きましたし、8時15分に黙祷しない人もいるってことを知りませんでした。今朝の広島の市長さんの平和宣言。広島弁をまじえながらの宣言は胸にせまるものがありました。小学生の頃の遠足は原爆ドームだったし、とにかく、焼け爛れた人形の前を通るのだけは嫌だったから、恐い思い出しかないけれど。思い出の番人がきょうはたくさんの魂を引き上げるようだ。
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つかこうへい『広島に原爆を落とす日』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「日本が語り継がなければ」
被爆し、アメリカの核の傘の下で戦後を生きてきた日本だからこそ、いま語り継いでいかなければならないことがある。それは、「核」の本当の怖ろしさ。どんな死に方よりも非道い、放射能汚染という生命への冒瀆を許さないこと。
「広島に原爆を落とす日」は作家つかこうへいにより、1979年西武劇場(現在のパルコ劇場)で上演されて以来、1986年野性時代で小説として発表され、何度かの舞台上演を重ねながらもいまだ未完の大作として語り継がれてきた作品である。伝説とも呼べる名作が、発表から30猶予年、ついにシアターコクーンでその全貌を明らかにする。
人類が、3度目の投下ボタンに手をかけない為に。
◎作=つかこうへい ◎演出=岡村俊一 ◎監修=杉田成道
◎出演=筧 利夫、仲間リサ、リア・ディゾン、大口兼悟、馬場 徹、
武田義晴、山本 亨、山口紗弥加 ほか
【東京公演】
2010年8月6日(金)~22日(日) Bunkamura シアターコクーン
【大阪公演】
2010年8月27日(金)~29日(日) 森ノ宮ピロティホール
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