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2006年07月10日

629の思い出(5)~雲太朗さんのこと~

ゴールドフィンガーズのライブに出演していただいた大駱駝鑑の舞師・向 雲太郎さんから、今日、ハガキが届いた。629、たのしかったぜ~という内容なのだけど、なんていうか、場所はちがえど、同じように見世物をつくっている人ならではの、思いがそこに詰まってて、雲太郎さんともっと近づけたような気になった。とくにうれしかったのは、「最近では、大駱駝鑑でもやらなくなった大入り配りで、美香さんのいろんな思いが伝わって、たくさんの人のことがわかってよかったです」といってもらったこと。私、大入り配りにすごい憧れてたんよね。どうしても芝居の仕事が多いから、芝居の打ち上げの最後に、大入り配りするときに、〇〇さん!!とひとりひとりの名前とその人の知られざる努力やがんばってくれたことをみんなに感謝を込めてつたえる、あの儀式!!今年のはじめごろやったかなあ・・・他の舞台の打ち上げで、私の大好きな、女の大先輩がいて、彼女が声を嗄らしながら、大入り配りをやっててね、「ああ、私はまた、自分の場所でこれがやりたいねん。せやから、629やりたいねん」って思ってたんやっけ。そんなこんなの背景含めて、雲太郎さんが見ててくれたんやなあ、と。短い間やけど、見ててくれたんやなあ、と。ごめんね、でも、忙しくて雲太郎さんせっかくきて下さったのに、ゆっくりお構いもできなくて。前日に、みんなでカレーとサラダをだだだ~っとつくって食べたのが精いっぱいだったのに、それ、美味しかった美味しかった~って笑ってくれて。雲太郎さんが私の作品をみた感想を最後に描いてくれた。
kumo-chan.jpg
最初はこわいコトバを書く人やなあ。
そんでもってちょっとエッチか。
そのうちあったかくて、やさしくて、そんなコトバでした。

と。それから、もっとうれしかったのが、わたしに礼を言わないで下さい。仲間のつもりでいますので、といってもらえたこと。そうだね。仲間なんだから、ありがとうより、次もいっしょに、がんばってこー!