檸檬と、海。

檸檬と海は、村上の永遠のテーマである。うすっぺらい知識と吹けば飛ぶよなアイデンティティのなかで唯一といっていいほど濃くて譲れないもの・・・それが、檸檬、そして因島の海だ。で、GWの里帰りで父がまだ木に実をつけたままにしておいてくれた残り20個の檸檬をもぎにいって、それがあまりにも愛しかったので裏の海にもっていって、デジカメで撮影してみたのです。
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ま、所詮、カメラマンでない私です。かえってきて、アートディレクターがくさんにみせると、「・・・あざとい」の一言で片付けられました。たいそうショックです。いいんです、私はコトバで勝負する人ですから・・・と、そんなこんなで、今日はガクさんがいま最も注目しているカメラマンの女の子まちこちゃん22才にあった。ラーメンズのファンということで、いっしょにG2プロデュースの芝居「ツグノフの森」を見に行ったのだけど、りーの21歳、かなちゃんの22才につづいて、まちこちゃん22才・・・なかなかかわいい世代と仲良くなれててうれしい。まちこちゃんは、りんご1つでも、「な、すっげえトリミングやろ?うま~~~」とあの東ガクにいわせるほどのセンスの持ち主。逢うのを楽しみにしていた。いま、町の音を収集しているのです、とレコーダーをもって街をうろうろ。おもしろい子です。今回の629でいろいろ助けてもらおう~とかいってて、で、彼女にわたしの撮影した、あざとい檸檬の話なぞして、ぜひ、まちこちゃんの力で、檸檬をおしゃれにとってもらえんかねえと、そんな話をだらだらとした。こうやって、人と会って、遊びのなかで互いの力をみせあいっこみたいなことをしながら、カタチになったり、シゴトになったり、サクヒンになったり、そういうことが私は629だと思うのだけどな。