東 學 墨画集『天妖』制作日

墨の女の息吹くまで

ある絵師と、涙もろいプロフェッショナルたちの本造りBLOG

07年5月、パルコ出版より初リリース!!

ここまで悩むとは・・・

ここまで引っ張るとは・・・ここまで悩むとは思いませんでした。「天妖」タイトル・・・冬の寒いころには出来上がっているはずだったものですが、冬がすぎ、春をこえて、え、8月やん。って、今です。とはいえ、まだ編集の方に提出している段階なのでOKをもらえるかどうかはわからないのですが、やっとのやっとで私の中では、いい感じになってきたんじゃないかなあっておもってて、がくさんも、きのう、やっとOKをだしてくれたので、お盆前にほっ!とひといき、という感じ。編集のKさんには、なんどもなんども、タイトルが意味を持ちすぎてはいけない。絵よりも、言葉にひっかかっては本末転倒なのですよ、といわれて、そのことを心にいいきかせながらも、自分の中でついつい、こってしまって、それがせっかくの美しい絵にちがう意味をつけすぎてしまってたり・・・そういうことの繰り返しで、ああ、いちばん美しいバランスはどこなんだろ・・・って。一時期はほんまになにもできなかったのですが、やっとのやっとで、カンみたいなものがつかめてきた・・・かな?うーん、どうかな。うーん。でも、とにかく宅急便にのせて、東京におくっちゃいました。自分で自分にOkを出すというのは、本当に難しい。どこまでいったら、OKなのかな、どこまでも考えてしまうしね。ガクさんは、きのうからやっと、念願の「お絵描きモード」になり、ギャラリーで絵が描けるようセッティング。そろそろ、そろそろ、遅ればせながらの天妖たちが目覚める時期かもしれない。

■ このブログを応援していただけるかたはクリックお願いします ⇒
2007年08月07日 18:25  |  
« 墨をゆっくり磨る、じかんを・・・ | トップページに戻る | おっと9月・・・がっつり進行中♪ »
コメントを投稿


コメント


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL  http://188.jp/mt/mt-tb.cgi/555

« 墨をゆっくり磨る、じかんを・・・ | トップページに戻る | おっと9月・・・がっつり進行中♪ »

これまでのエントリー

東 學 近影

【PROFILE】

東 學 gaku azuma

株式会社 一八八 所属
絵師・アートディレクター
1963年、京都生まれ。
父は扇絵師である東笙蒼。幼い頃から絵筆に親しむ。 アメリカのハイスクール時代に描いた『フランス人形』はニューヨークのメトロポリタン美術館に永久保存されている。 20才でグラフィックデザイナー・アートディレクターとしての頭角を現し、主に舞台やテレビ、音楽関係などのグラフィックワークを手がける。 97年、世界的に活躍する劇作家・松本雄吉にアートワークを認められ「維新派」の宣伝美術に就任。 毎日放送ハイビジョン番組『ポートレート』の映像ディレクションにて、(財)日本産業デザイン振興会主催のグッドデザイン賞・特別賞を受賞。 03年、森田恭通氏プロデュースのニューヨーク高級ジャパニーズレストラン“MEGU”にて装飾絵画(墨絵を中心にした浮世絵シリーズ)を製作。 また、06年“MEGU”の2号店(トランプタワー店)でも装飾絵図を手がけた。 04年『ジャパンアヴァンギャルド~アングラ演劇傑作ポスター100』(PARCO出版)の装丁、 05年『林静一 傑作画集 少女編 淋しかったからくちづけしたの』(PARCO出版)の装丁。 同年、画家・鉄秀とのコラボレーションによる大型作品『麒舞羅』が大阪市長賞に輝く。 アート・ディレクターとしての活躍のみならず、絵師としての活動も各界から注目されている。

※上記内容をWikipediaに投稿しました。